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電車の車内では、上司と見られる人物が謙遜まじりに自慢話をしている。下僚とおぼしき人は、どうせ何度めかの同じ話を、「やはりそれは支店長さんのその場での度胸と申しますか、力量という力です」などと相槌を打ちながら聞いている。こんな対応の仕方を社内教育で教わるわけもないのに、よく身につけているなと感じる。こうすることが当然である。これからも彼は、「力量」の二文字を使い続けていくことだろう。