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大きな駅が近づくにつれ、大廈高廈がこちらを睥睨するようだ。つられるようにこちらはその頂を眺めてしまう。首が疲れる。都心に近づくたびにその高度をますます上げるので慣れるのがたいへんである。高い建物に入って見ると、内部はガランとしている。無機質な空間にゴムの木がダラリとその重た気な葉を垂らしている。その木は私なのだろうか。