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ソロキャンプのテントが見事なまでに等間隔に並んでいる。仕事帰りに四駆を走らせ、キャンプ場に着いてからは、テント張りから火起こし、すべて一人でやる。そうしなければ寝ることさえもできない。人が自らの手で行うのが当たり前であった時代がかつてあった。本来の姿に戻ることを実践しているのだ。薪やロープをつかむ手に伝わってくる感触、火を起こす手際、火加減、それは自然との対話である。そしてそんな作業ができるという贅沢な閑暇。本来の姿に戻る必要もあるのだ。