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軒先から落ちる雨滴の回数が次第に少なくなるころ、雨が上がるのだなと思う。雨脚が速いときには時はどんどんと過ぎ、雨脚が遅くなるに従って時の経過はゆっくりになる。まさに時間が伸び縮みしている。そんなことを人に語ろうものなら、熱でもあるのか、などと言われてしまうだろう。情緒とは所詮そうしたものである。