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時間は不思議だ。楽しい時間は強烈な絵画とともに結ぼおれ、その一コマ一コマが恰も糸で繋がれた紐のように頭のなかで伸び縮みしている。それを延ばせば一瞬にして絵画が現前し、再び折り重ねようとしても、頭のなかで絵画がいつでもその全貌を壁一面に描き出そうと待ち構えている。そんな楽しい記憶が一つでもあればよいのだ。