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待ち合い室の椅子から立ち上がるとき、忘れ物がないか点検する。そのとき指差称呼する。目で見るだけでよいではないかと思うがつい指を指すのはなぜか。このときほど、私という人物以外にもう一人の私が私を指示していると感じるときはない。私はもう一人の他人。