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今言ったことを忘れても、さっきと反対を言っても嘲けられず、記憶に粗漏があっても怪訝な顔をせず聞いてくれたらよいのに。はるか大昔の交友関係に関してはあたかも人事興信記録の如き精密さを誇るのに、つい最近のことは曖昧なのである。それが老いるということなのだろう。それらの話に耳を傾けてほしい。ただ聴いていてくれるだけでよいの。なぜなら真実のことだからだ。