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思わず言ってしまった、とか、そのつもりがないのに買ってしまったという経験は誰にでもある。自分とは別の何者かが私の前にしゃしゃり出て来て、私をさしおいて行動しているのだ。私はその何者かの手先と化している。その何者かに照明を当てた人物こそフロイトだった。彼はそのモノに無意識という名前を与えたのである。