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「海が見えますね」と言とき、招かれて訪れた別荘を褒める語調がある。別荘の主はそのとき海の存在に気づくのだ。日常とはそうしたものである。身の回りを眺めても種々雑多、古物、新品、丸めた新聞紙…散乱の極致である。いちいち見ていたら目が疲れ切ってしまうことだろう。感覚鈍麻にならぬようにしよう。