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レストランのショーケースに並んでいる料理はすべて蝋細工の作り物である。席に横たわっているメニューを開けば料理はインクのシミでできている。金額に目をやると高額なものほど美味に感じる。味わってもいないのに、視覚で先取りしている。私の味覚は果たして正しいのだろうか。