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午後の転寝を擾すもの達がいる。鳥たちのざわめきだ。自分たちがこれから巣に帰る時間だというのである。それと同時に紫紺の帷が回りに降ろされる。ある夕方わたしたちは何処に向かって帰って行ったのか。テレビの前にだろうか。散らかり放題の勉強机にだろうか。