自己規定
自己規定ほど恐ろしものはない。それは自分のなかから紡ぎ出された悪の糸で自分をその中に身を隠そうとする繭に似ている。自分で自分を悪者にして安心している。たまさかよい自分を語ろうものなら良質の糸を千切られることを経験として知っているからである。繭の形は悪の肉体そのなのか、それとも善のそのものなのであろうか。
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自己規定ほど恐ろしものはない。それは自分のなかから紡ぎ出された悪の糸で自分をその中に身を隠そうとする繭に似ている。自分で自分を悪者にして安心している。たまさかよい自分を語ろうものなら良質の糸を千切られることを経験として知っているからである。繭の形は悪の肉体そのなのか、それとも善のそのものなのであろうか。
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