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露座の大仏は大勢の観光客で賑わっている。外国からの客は一目で分かる。螺髻の意味を説明しているガイドたちの言語もさまざまである。自分はいったいどこにいるのか分からなくなる。まるで自分という存在がなくなってしまったかのようだ。露仏さまだけが自分のあり様を認めているに過ぎない。やはり像は必要である。