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看板の瀝青が悄然と剥がれ落ちて、その下の地金が現れていることがある。永年繰り返し見て親しんできた文字がある日見たこともない模様に早変わりしているのに気がつく。記憶がはたらいている証拠である。見ていないようで見ている。親しんでいることに気づかないだけなのである。