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一つ事を考えていると、いつの間にか日が暮れているなどということがある。溜井の水がいつまでも月の姿を揺らすだけでちっとも前に進めないように。堂々巡りならまだ良い。考えが巡らないとはこんな状態だ。そんなときは外に出て空を見上げたら、そこにも月が煌々とした冷たい光を放っていた。