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明け方の不分明のなかでも人の往来の気配は確かにある。気配というのはどこからやってくるのかとおもわれる。カウンセラーはクライアントの前から気配を消すのが役目といわれている。自分が無くなることで相手の欲望が浮上するのだ。そのとき人は生きている実感を得るのである。