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ただひたすら好きなことに涵っていられたのはいつのことだったか。時の経つのも、食も暗闇さえ忘れる、まさに没我の時代はいずこに置きわすれてきたのか。それに比べて今はどうだ。寝るとき、食べ物、老眼…すべてが五感に従わされている。そのときはきっと何かに従わされていたからだ、と自分を慰めている。