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四序は瞬く間に移り変わる。半年が過ぎ暑さは陽炎を四囲に立ち上らせて視覚的にも人間を疲弊させる。輝ける真夏の男だった昔は過去のもの。四方を覆って我が身を守っている。それにも関わらず出かける。待つ喜びと待たれる喜びの二つが我にあるからだ。