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落語の一席に、銀で誂えた煙管(きせる)の雁首を船の上から水中に落としてしまう演題がある。銀製ということをふんぞり返って語る主と、煙草の味には関係がないという庶民とのやり取りが巧妙に語られている。われわれも同様に、自分だけのこだわりがあって、他人からは一向に評価されないというものがある。どちらの立場も落語ゆえに笑える。その笑いは笑っている私自身への笑いかもしれない。