食べる
食べるときに、どのタイミングから食べ始めているのだろう。「目で食べる」といわれるように、食べものを見たときから食べ始めているのである。その情報は脳に送られ、舌はそれを食べる準備をしている。それを指でつまめば、情報はさらに強化され、匂いで強化され、そうして口に放り込まれるのである。その結果、味が確定する。ところが、誰かの仕業で直前に違うものが放り込まれたらどうだろう。とんでもないものが来たと感じてそれを拒否するかもしれない。そんな恐ろしい実験はする気も起きないが、人間はあらゆる情報のもとに飴玉一個を味わっているのだ。

